二十九日

新大阪に着く。なんかこっちのリーマンていかにもリーマンぽくて好きだなあ。スーツのダボさとか、ネクタイの昭和感とかね。
地下鉄御堂筋線阪神京都線?→モノレールを乗り継ぎ南摂津駅に辿り着く。車内からはあちこちに工場が見えたけれど、降りるとなんっもないなあ〜!ブーブー走る環状線をくぐってとぼとぼ寮に歩く。子どもが遊んでる。
団地に小道一本はさんで寮が建っている。外観は団地さながらだ…!

中に入ると管理人らしき人物が出てくる。地方高校野球部の監督でもやっていそうな方だ。Yさんという。シンプルに部屋を案内してくれ、荷物の搬入時には台車を貸してくれる。ありがとうございます!
部屋は八、九畳はあるといったところだ。かなり広く感じる。前の部屋が六畳程度だったものな。何故か電灯の紐にはスヌーピーが付いている(のちに、クローゼットの上に『生きる方法』とかいう本の注文カードが置かれていることも発見する)。
とにかく段ボールを開けまくり、部屋をつくっていく。実家からの段ボール、母親が雪の宿(おせんべい)に「子どものころから好きだったおせんべいです。」と貼紙をして入れてくれている。嬉しい。

十八時になり、今日入寮の同期たちと飲みに行く。寮からほど近い あさひ というお店だ。おそらくは夫婦が仲良くやっている。新幹線の中は我慢したからビールがめっちゃ美味い!とんぺいやお好み焼きなど、ならではメニューを堪能しつつ、サッカーを野次りつつ、同期とグイグイ飲んでいく。飲む同期が多いと楽しいね。
帰り道、みんなとトライアルというディスカウント・ストアに寄り道してから部屋に戻る。風呂は広くて気持ち良い。ふーっ!

寝落ちしてしまったけれど、なんとか生活が始まった。エキサイティングである。自動車が欲しいなあ…。おしまい。