五月一日・神戸・行くまえ着くまで

神戸に向かっている。時代遅れ風に言えば「新開地ゆき阪急神戸線なう!三宮うぃる!」とかなのだろうか。

ずぶの素人だけれど、阪急って良い。阪急京都線、そしてこの阪急神戸線が走っているからだ。京都そして神戸を訪れたことのない関東の人間にとって、少なくとも自分にとって、これらの街には魅力がある。京都はこのあいだ(いつだっけ?)行った。阪急は両者をカバーする。

神戸について自分の知ることは極めて限定的かつ一般的であり、帰って来るときにもその範囲はほぼ拡大していないだろうし、その程度は深化していないだろう。
ただし、神戸という街には強い人の縁を感じる。

その父が神戸牛をひどく気に入ったことからKobeの名を授かったコービー・ブライアント、高校時代を神戸の街に送った村上春樹(とその作品のカバー・イラストをしばしば描く佐々木マキ)の二人(あるいは三人)との縁だ。
彼らとはそれぞれ、バスケット、学位論文を通して密接に繋がっている。もちろん一方通行的だけれども。

この二つの縁に引き寄せられ、今朝、突として、神戸訪問を思い立った。そう根拠づけるしかない。何故ならば、繰り返すことになるけれど、自分は神戸についてほぼ何も知らないからだ。

何があるんだろうか。たまにはゼンハイザーを仕舞って歩こうかな。見聞き見聞き見聞きするためにね。
発見が乏しいものに終わったとしても、海とそこに吹く風は感じたい。