八日

工場見学などする。広いなあ。

九日

京都観光などする。こちらも広い。スポットが東西南北に広がってるのね。
言うたび驚かれるのだけれど、過去に京都を訪れたことはない。中学校の先輩が宿の冷蔵庫を破壊したらしい。

千本鳥居が人気の伏見稲荷大社からスタートする。稲荷駅を出ると観光客がうじゃつく。土産物屋も多いし、驚いたことには、テキ屋的屋台が続く。お好み焼きや魚の姿焼きなんかが良い匂いだ。まるで祭じゃないかと思うと、本当に祭である。稲荷祭?良い意味で年中やっていそうだ。
日本人いるけれど割合はかなり低い。おばちゃんに「日本人ですか?」と聞かれてしまう。
一人だし立ち止まるとつっかえるから写真が撮りにくい。オレンジの袈裟を着た坊さんが四人。ここは神社だったよな?見るもんなのね。

次の東福寺はけっこう好きだ。閑散としていて建造物が大きいからだ。組み木の組みの部分に見とれる。ヒグラシなんかが鳴くと風情だろうなんて考えるも、いまは春まっさかりの真昼間である。
連絡橋から見渡すもみじ(緑色してるときももみじと言って良いのだろうか?)が最高に美しい。思わずフーッと息をつく。ブロンドの幼児は炭酸飲料が飲み切られていることをママに説明され不機嫌だ。
進むと尺八らしき音が響いてくる。行くと吹いている。わーっ、合うなあ。上手でいらっしゃるしね。座り集中して聴いていると音色が止まる。「どちらからですか?」ニッコリ微笑む。こちらの方々ってあったかいと思っている。
東福寺駅前にてラーメンを食べた。ごちほうさまでした。)

清水寺の足元には大谷本願寺なる寺がある。こちらに限った話ではないけれど、商業宗教だなあと思ってしまう。墓を好評受付中らしい。
清水寺までの坂道はわりかし長くきわめて狭い。バスなんてよく通れるよな。着物が増える。
案の定、外国人さんばかりだ。ばっちしポーズ決めて彼氏にボタン押させてる女のコと目が合うと気まずい。京都市街を一望できるスポット、それから池に散らばる桜の花びらが良いね。

川沿いをずんずん歩き河原町へ向かう。何条何条て、アメリカを思い出すな。好物のアヴェニュー感だ。
おー、お洒落した人が歩いてる。大丸(百貨店)に入ればもう京都も大阪も東京も変わらないね。

烏丸から電車に乗る。京阪?かな。なんばに行かなきゃあならない。
同期と落ち合い一次会二次会と飲む。Rが調子悪かったけれどいま大丈夫かなあ。飲む前から話の返事が支離滅裂だったのだ。一次会の序盤には掘りごたつに落下していたしね。
Rらとタクり帰寮する。うーん、疲れた!それでも休日に遊びに出られることは、控えめに言ってめちゃ幸福だ。