現地時間 三月一日

ロスを離れヴェガスに移動する。メガバスを利用する。

・タイヤ屋が多い。モーテル、ガソスタ、モールはたまに。砂漠地帯の建物って一体中で何をしてるんだろう。ヴェガスまで100マイル切ったあたりからこれらは激減する。たまーに看板(大抵は落書きされまくっている)が現れる程度だ。送電線のタワー部分は少し不気味な形をしている。

・緑色や青色に白抜きの交通標識、ダイナーやミュージカルなんかの灯りみたく文字部分に豆電球💡が埋め込まれいてる。夜だと綺麗だろな。

・道路から少し逸れた地点に突如たつ蘇東坡的な塔が不気味である。

・荒野の中に生えた木にブランコ、三輪車、玩具、ネオンなどエルポトを彷彿とさせる物象に惹かれる。

・"vote mitt romney"の手作り看板(文字の上から木の棒で消されていた)に笑う。

・ボンネットがぐしゃりと壊れた白のセダンが放置されている。

・休憩所の簡易トイレが地獄だ。ボットンと言うか壺である。ぶちまけられた消臭剤らしき青い液体に混ざったペーパーと小便と糞とゲロ…ひどい。

・ある標識に"ZZYXZ RD"なんて書いてあったが、RDはROADだとしてZZYXZってなんて読むんだ?ほか、面白いのは"Ghosttown RD"で、何者かか自然によってぶち壊された広い平屋(もちろん落書き付き)、同様のトタン小屋などが散在している。

・植物は、ミニ・バオバブ的なもの、ゴース的なやつ、形はサボテンで緑は松みたいなやつ、草が地面から直接生えてるふさふさ系、パイナップルの頭をもっとパンク風にしたような棘棘しいやつなど。からっからのはずなのに、よく一応緑の葉になるもんだな〜。

・砂漠が広がるというよりは、山が遠くに見える。ただただただっぴろい荒野の遠くの方に山が連なっているのだ。かなり大きな岩がゴロゴロ転がってる岩山もある。川や池など、水というものがない点では砂漠的と言えるかもしれない。

・"Mojave National Reserve"とある標識近くの直線はとても長い直線であり、右には荒野が、正面にはたしかに砂漠っぽい山々が見える。どちらもとにかくワイド。山々は、下手なピラミッドのような形を呈する。

・ヴェガスまであと60マイルの緑標識をちょい超えた右側の植物荒野に、小さいロバみたいな動物の群れがいる!はじめは変な置物だなあと思ったからびっくりだ!

・ヴェガス最大の大通りであるストリップ通りに並ぶホテル群、砂漠から突如ひょこっと現れるとは聞いていたけれど、本当に突如ひょこっと現れた。まず"Sloan 1/2mile"の緑標識あたりからホテル群がぼんやり見え始め、あれ、あれがラスベガスと思っていると、カーブを曲がればもうそれだと確信する。目立つストラトスフィアのタワーですぐにわかった。右手にも左手にも、これまた突如として、夥しい数の二階建て一軒家の群である。ストリップも住宅群も、周りというか遠くを見渡せば山脈だ。

こんなところ、光線はなつピラミッドがひときわ目立つルクソール着くとすぐ寝た、おしまい。